今シーズンはワクチンの供給不足のため予防接種を受けられない人が多数出ております。そのため、13歳以上の健康な人は原則1回の接種にするよう厚労省が求めているほどです。
ワクチンの不足は、製造過程でワクチン株を急遽変更したために生じた様です。
今シーズンのインフルエンザは例年よりも早いペースで広がっており、9月にはすでにインフルエンザウイルスの感染者が確認され、12月に入って流行期に突入してしまいました。
さらに、今シーズンはワクチンの未接種者が多いいため、急速に拡大すると思われます。今シーズンはA型ウイルスを中心に「A香港型」「A(H1N1)型」「B型」と複数の型のウイルスのため、次々と違う型に感染するトリプル感染もありうるようです。
ワクチンの未接種の人は、接種が可能な施設があれば早目に接種しておいた方が良いと思われます。抗体ができるまで2週間程かかります。
「ワクチンの接種を受けたがインフルエンザに罹ってしまった」とワクチンの効果に疑問を持つ人がいますが、誤解されているようです。
まず、ウイルスが体内に入ると細胞に侵入して増殖します(感染…ワクチンでも完全に阻止できない)。次に、ウイルスが増えると発熱などの症状が出ます(発症…ワクチンで多少の抑制効果ある)。発症後多くは回復しますが一部で肺炎・脳炎などの合併症を起こします(重症化…ワクチンで予防効果あり)
ワクチンを接種してもインフルエンザの感染・発症は防ぎきれませんが、ワクチンの最も大きな効果は、重症化を予防する事にあると思われます。
ワクチンの接種を勧めましたが、今シーズンは本当にワクチンが少なく、当院でもいつ入るか分からない状態です。
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